今日のポケモンカード。

ポケモンカードをピックアップして紹介していきます。

その1「はじまりの白(黒)」

さて、記念すべき第1回のカード、3月14日のホワイトデー…には間に合わなかったが、はじまりの白ということで真っ白なボディをもつこのポケモン。 

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ポケモンカードBWシリーズ第1弾、「ブラックコレクション」よりレシラム。
ポケットモンスターブラック」のパッケージを飾る伝説のポケモンだ。
体は白だけどゲームは黒じゃないか!ということで同時発売された「ホワイト」バージョンのゼクロムとどちらを紹介するか迷ったけれど、見た目のイメージを優先して、今回はレシラムに譲ってもらおう。

「ブラック・ホワイト(BW)」はポケモンの世代では「第5世代」とされ、2010年9月18日にニンテンドーDSのソフトとして発売された。シナリオクリアまでに出てくるすべてのポケモンが第5世代の新しいポケモンで、それまでのポケモンのゲームに触れていたユーザーも驚きと発見が多かったのではないかな?

そんなゲームの発売から3か月ほど遅れてポケモンカードもBWシリーズの拡張パックが登場し、多くの新ポケモンがカード化された。現在のポケモンカードゲームのレギュレーション、「エクストラ」で使えるのはこのシリーズ以降のカードとなっていて、これ以前のシリーズとはゲーム性の転換が図られており、個人的にはここから今現在の「ソード・シールド」シリーズに繋がる、「現代のポケカ」が始まったと感じている。まあこの話はまたどこかでできればということで、レシラムの紹介に移ろう。

カードの能力としては炎タイプの種ポケモンでHPは130もあり、技は高いHPを活かした反撃が可能な「げきりん」と、120ものダメージを叩き出せる「あおいほのお」と、なかなかの高スペックだ。

…いや、なかなかとは言ったが、それ以前のシリーズのカードに比べれば破格のスペックを持っていた。

すぐに場に出せる種ポケモンのHPが100を超えるなんてまずありえなかったし、半端な攻撃は返り討ちにしてしまう「げきりん」のプレッシャーのおかげで、展開が苦しいときなどに考え無しにバトル場に出しておける壁役としての性能に加え、エネルギー供給手段が整えば当時の大抵のポケモンを1撃で燃やし尽くす120ダメージが飛んでくる。ほんとに恐ろしいポケモンだった。

もちろん対戦環境でも活躍したカードで、炎エネルギーの加速手段にトラッシュから炎エネルギーを付ける「ソウルシルバーコレクション」の「バクフーン(グレート)」や、手札の炎エネルギーを付け放題になる、「ブラックコレクション」に同時に収録された「エンブオー」が相方として採用されていた。また、そのほとんど一撃で倒されることのない高いHPを活かして、お互いグッズの使用ができなくなる「ラフレシア」や自分の場のダメージを移し替えることのできる「ランクルス」などの2進化ポケモンを並べてバックアップしながら「げきりん」で戦う一見変わり種に思えるデッキもあった。

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そんなかなりの強さを誇ったレシラムはゲームよろしく、ライバルのゼクロムとしばらく環境トップを争った。
このころのポケモンカードの公式大会は頻度が今ほど多くなかったため、上位入賞とわかりやすい結果が出ていたわけではなかったけど、各地の自主大会や店舗大会「ジム☆チャレンジ」(現:ジムバトル)ではレシラムとゼクロムが活躍したとの報告があちらこちらに出ていたな。

イラストに目を向けると、ゲームパッケージを意識したシンプルな立ち姿が拝める。 背景は上下に6角形が敷き詰められた無機質な感じを受けるが、これはポケモン図鑑をイメージしたものだったのかな?BWシリーズの当初はこのような背景のカードが多く、統一感があってこれはこれでいいものである。

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プロモーションカードや後の拡張パックで再録した際の別イラストも多種多様。

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また、SR(スーパーレア)のカードもBWシリーズが初登場で、レシラムもSRになっている。カードの全面にポケモンが描かれたカードはインパクト抜群で、カード全面が白色なために無色ポケモンに勘違いされたこともあったり。
後にポケモンセンター限定の15周年記念バージョンが発売されたり、「シャイニーコレクション」で特殊イラストのSR、「EXバトルブースト」では全面金色のURも登場と本当に種類の多いカードだ。

今でこそ1BOXに1枚のSR以上が確定封入されているけど、このときはそうではなく、筆者はブラックとホワイト併せて4箱を開封し、1枚も当たらなかったこともあったなあ…

と、愚痴が始まりそうになったのでここで切り上げ!
ここまで読んでくれてありがとう!
これからもこのような感じで書いていこうと思っているのでよろしく!




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